薫葉豊輝の推理小説論5
何故、アリバイのある人間に、その犯行を行なうことが出来たのか?
何故、足跡も残さずに犯人は、雪の山荘を出入りし得たのか?
何故、鍵の掛かる密室から、犯人は消える事が出来たのか?
何故、被害者は、奇妙な記号を残したのか?それは、犯人を示す暗号であるのか?
本格ミステリの世界では、意外な謎が現れれば現れるほど、読者の興味は惹きつけられます。
このように、謎の見せ方。意外な謎を発案することによって、本格ミステリにおける今日の成功があり。読者層を獲得してきたと言っても、過言ではないかもしれません。
まとめ。
ミステリの構造とは、器の上に謎を載せて、さらにその上に論理を載せることをして、一体と成す。
以上。謎について考える私のお話を終えたいと思います。
今後、トリック。伏線。謎解きに関しての評論も、この場にて述べさせていただこうと思いますが(一つのミステリ論の完成を念頭に)。ひとまずここで第一章を終えたいと思います。
次回の更新は、また別の企画を考えておりますので、次回の更新をお楽しみにお待ちください!